浦木くんのモデルのモデル

土曜日に杉浦太陽くんがゲストで出たときのスタジオパークを見てます。
ねずみ男のモデルというのは周知の事実ですが、
もちろんそのモデル(あくまで、一部設定の参考にしたということね!)になった人物もいます。
はる子ちゃんほど食指が湧かなくて、自分からは調べてなかったのですが(爆)
先日購入した「妖怪花」のあとがきに超詳しく載ってました。
インタビューの様子も載ってました。


ゲゲゲの鬼太郎 (7) (ちくま文庫)

以下、この本の巻末の「解説『ねずみ男の実像』~足立倫行~」から抜き出しつつ書きますね。

浦木は幼馴染という設定となってますが、
ねずみ男のモデルと言われている梅田栄太郎氏は貸本時代のお仲間です。
そもそもが架空の人物で、梅田さんの設定をちょこっと参考にして足した程度と言った方がいいかも。
水木氏より6歳上なので、もし生きてたら94歳!?
ご存命かまでは調べきれませんでしたが・・・。

水木氏は自伝『ねぼけ人生』の中で、<梅田氏の製作した模型紙飛行機を特価販売するため)「少年戦記の会」をつくれとそそのかした>と書いてるそうですが、
梅田氏はそんな記憶はないとインタビューで答えていますwww
真相はわかりませんが・・・。


ねぼけ人生 (ちくま文庫)

ドラマの中でも、『少年戦記の会』は浦木が提案してましたが、
実際は(梅田さんが言うには)水木しげるが、主催した『少年戦記』という冊子に、
梅田氏も作品を載せていたという関係のようです。
代表作は『お千代傘』『鮮血の大空』など。人情ものが得意だったそうです。
でも、お金儲けのアイディアをしょっちゅう出してたというのは、ほんとみたいwww

最近ひげを生やした浦木くんが再登場しましたが、(スタジオパークでは60代と言ってましたが見えねー。)
実際には梅田さんは、貸本時代のあとは漫画家から足を洗って、水木氏とも疎遠になったような感じです。

んで、ドラマだと60代になった浦木は、
都内?の貸しビルでほそぼそ事業をやってるように描かれてますが、
梅田氏は埼玉県で印刷会社を興して、かなり成功していた様子です。年商5億だって。
インタビューを受けたのは77歳のときで、恰幅がよく出っ歯も抜けてしまっていたので
ねずみ男のおもかげは全くと言っていいほどなかったそうです。
インタビューの中では、懐かしそうに水木氏と働いてた頃を振り返ってらっしゃいました。

浦木はこのままのキャラでいきそうな感じですが、
最後まで村井家とどう関わっていくのか見守りたいです(≧▽≦)

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