幸福の偶然~RHマイナスのハリソンさんについて~

2011年8月18日

珍しい血液型の男性、半世紀で200万人の赤ちゃんを救う…半世紀で1000回近くの献血

すごくいい話だと思ったのですが、
どういう仕組みで病気が治るんだ?と不思議に思ったので、
調べようと思ったら、既に詳しく調べてる人いたーー

Rh因子は妊娠中に生じる危険因子として知られる*1。母体の血液型がRh(-)で、胎児の血液型はRh(+)である場合に起こる。

母体には本来無いRh因子を胎児の赤血球が持つことで、免疫システムが異物とみなしてこれを攻撃する。母体が抗Rh抗体を作ってしまう。胎児の赤血球が攻撃されれば貧血を引き起こす。これは胎児の造血速度と母体免疫の赤血球破壊速度との勝負になる。抗Rh抗体の抗体価が高い場合、胎児への輸血が必要になる。

妊娠期間中は、胎児の血液は母体に大量には流入しないので最初の妊娠ではこの現象は起きない。母体に免疫ができてしまうのは分娩時。したがって二度目以降の妊娠から、この血液型不適合によるRh病の危険が生じる。

やっぱり難しかった。。。
イメージ的にRHマイナスって聞くと、つい、かっこいい~なんだかミステリアスと思ってしまうのだが(爆)
きっと他にも大変なことも多いよね。

wikiにも

D抗原を持たないRh-型の人にRh+型の血液を輸血すると、血液の凝集、溶血等のショックを起こす可能性がある。

とありますので、
きっと当時はそういうのわからないで輸血しちゃったんだと思うのだが。
ハリソンさんがそういう特異体質になれたのは、幸福な偶然だったのだと思う。
尊いことです!