よしながふみ『大奥』２巻レビューと家光の男色趣味他歴史ネタ色々
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大奥 第2巻 (2) よしなが ふみ
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注意）もはやレビューというか調べ物メモ。調べ物をそのままペタリまくりなので長いので、歴史と男色（爆）に興味のない方は読まないことをオススメします。
もし今、どの漫画がおもしろい？と聞かれたら、この漫画を一番におすすめします。
かの柳沢さんにもオススメ ´ω`)
２巻もかなりの読みごたえ＆深い話でした。
第１巻の最後は女吉宗が春日局がつけさせた日記をペラリとめくるところで終わり、第２巻はその日記の内容であり男女逆転の大奥のはじまりを回想しているものでしょう。
２巻はだいぶ史実を参考にしている感じです。
男女を逆化したパラレルワールドとはいえ、だいぶ史実に沿った構成になっており、主人公の有功は、側室のお万の方（永光院）がまんまモデルですね。
本物お万の方は、春日局の死後、大奥を取り仕切った人物とされています。
（つボイノリオのお万の方を思い出してはいけません・・・）
玉栄（お玉）は一応、桂昌院なのかな。こっちは全然史実通りでないキャラになってますが、これから家光とそういう風に関わってくるのでしょうか。
春日局というと大原麗子のイメージがあるのですが、
こっちのいじわる婆さんな春日局が史実でしょうね。（←でも歪みっぷりがキャラ的にはすき。）
七色飯の話に、はぁなるほどねと感じ入る。
大奥とは関係ないけど、TVで「明智光秀は実は生きていた説」を知ってから、
春日局と明智光秀の関係が個人的には気になっております。
●No.042 明智光秀は殺されていなかった！
●「本能寺の変」のミステリー
●新説・日本の歴史第２３弾 明智光秀と天海
読んでいて、家光の男色趣味に興味が出たのでまとめてみました。
この漫画を読むまでそんなに男色だったとは知らなかったです！！私としたことが・・・
かなり有名らしいですね（ ´∀｀ ）
ALLaboutのコラムで結構おもしろわかりやすく書かれていました。
男色に耽ってばかりでちっとも子作りしない家光の様子は、83年放送のドラマ『大奥』（フジテレビ）でも、しっかり描かれておるらしい。しかもあの沖雅也が演じていたとのことです。
歴史上の男色について、すごくわかりやすく真面目に書かれているコラム。
えっ有名なあの人もΣ(･Д･ﾉ)ﾉ 半分くらいは知ってた・・・（爆）
●続ガチャピン随想録 | 男色の研究
●教えて！goo 戦国大名たちの同性愛というのは
ここに、以下の記述がありました。まぁ実際のところはわかりませんが、それがお万の方なのねー。
『徳川家光も男色専門でしたが、中年になって尼さんの坊主頭にムラムラして、女性に目覚めたのも有名な話です。』Σ(･Д･ﾉ)ﾉ
それにしても家光はブサイク描写でちと残念でした。そんなに出てこないからイイケド・・・。
それにしてもこれだけの内容を完全に自分のストーリーとしてまとめてしまう、よしながふみの構成力に脱帽です。
１巻はすっかり創作と思ってましたが、どうなのだろう。水野忠之にひっかけてあるくらいでしょうか。
以下、１巻のレビューで秀逸と思ったものです。
●白き焔BLOG よしながふみ論＋「大奥」レビュウ
●今月の１本：大奥（よしながふみ）～女がホレる“女”吉宗｜MSN-Mainichi INTERACTIVE アニメ・マンガ
男性の方が書いてます。
●よしながふみ『大奥』
一巻はセンス・オブ・ジェンダー賞（SF&ファンタジー関連の文学、マンガ、映像作品等から広く性差、性別役割というテーマを探求する作品に贈られる文学賞）というのを受賞しているらしい。これは納得の賞ですね。
よしながふみのファンサイト
●The Fumi Yoshinaga Resource Index｜よしなが ふみ
アンティークの続き、結構出てて気になるなぁ・・・(´Д｀)
糸冬 了