ギャップ・イヤー
昨日から、新入社員らしき人を至る所で見かけますが、
内定がとれなかった場合は、無理に留年する人もいるみたいですね。
もじゃ茂木さんが興味深い記事を書いていました。
2007年にも関連記事が。
ギャップ・イヤーとは初耳でしたが、上の文章で大体わかりました。
wikiとかでもうちっとつっこんで調べてみると、こんな感じ。
ギャップ・イヤー
ギャップ・イヤー(英: gap year)は、高等学校からの卒業から大学への入学、あるいは大学からの卒業から大学院への進学までの期間のこと。英語圏の大学の中には入試から入学までの期間をあえて長く設定して、その間に大学では得られない経験をすることが推奨されている。この時期にアルバイトなどをして今後の勉学のための資金を貯める人も多い一方で、外国に渡航してワーキング・ホリデーを過ごしたり、語学留学したり、あるいはボランティア活動に参加する人も多い。
もう一つ興味深い記事がありました。2008年の記事です。
早稲田塾SOHKEN(総合研究所)・主任研究員の人?
イギリスの場合、「制度」ではなく、「習慣、慣習」だっていうところが目を引きます。
つまり、「必ず長期休みを取ること」と誰かが定めているのではなくて、「なんとなく、ギャップイヤーを取ることが社会的に奨励されている」というような位置づけらしいです。したがって、その期間も厳密に決まっているものではありません。
イギリス風に行うのであれば、実は、日本でギャップイヤーを取り入れるのは簡単なのです。
何の制度改正も要りません。
ただ、「1年くらい、自分を見直す期間をとってもいいんじゃない?」……と、保護者や大学を含めた社会が、認めてあげればいいだけの話です。ギャップイヤーの在り方を考えれば考えるほど、日本社会の横並び体質が見えてきます。
18歳前後で入学して、22歳前後で卒業することが当然と思われている大学。
「無駄」と思われる経歴があると不利になる、新卒一斉採用。
履歴書に一日でも空白期間があるとマイナス評価になる社会。寄り道や回り道をしたり、ちょっと立ち止まって考えたりする時間を、(保護者も含めて)日本の社会は許容しません。
ひょっとすると実際には、意外に許容してくれるのかもしれませんが、少なくとも「こんな行動は、社会から許容されないだろう」と学生達に思わせてしまっている部分が少なからずあるのは、確かです。
他に最近読んだ記事では、
日本は一度失敗したら、(新卒で内定がとれなかったら)
もう二度と這上れない社会だつーのがありました。
上のライフ・ギャップの記事にて、
この話をすると、「茂木さん何を
言っているんですか、日本には、4年間
のギャップ・イヤーがあるじゃないですか」
という人がいて、周囲に爆笑が起こる。大学4年間を遊んでいるということを
指しているのである。
しかし、所属する組織が決まっていて
ふらふらしているのは、
どこにも所属しないでふらふらする
イギリスのギャップ・イヤーとは
違う。ギャップ・イヤーの趣意は、どこにも
所属しないで天涯孤独であるという
点にあるのである。
とあります。この部分も興味深い。
私も大学ではそんなに勉強しなかった。
モラトリアムの真っ只中でした。
これは絶対、ギャップ・イヤーじゃないよwww
あーでも、日本でギャップ・イヤーを取り入れて
うまく使える若者というのもそう多くないのかもしれない。
そこまでの逞しさがないような気がする。自分も含めて。
しかし、まずは大学の体質も企業の体質も見直さなければいけない時期に来てるのではないかな。
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