サイトの成長度に合わせて機能を変更する重要性
最初nanapiの記事にほぉぉ~とうならされたのですが、
その後、はてなこわい><)に関連記事が付き、
やじうまWatchで扱われるという流れになったようなので、
まとめて載せておきます。
■ Webサービスの成功には「あえて機能をつけない」ことが重要?
ブログ「はてなこわい><」が、Webサービスに求められる機能をあえてつけないという考え方について考察している。「記事の数が少ない時点で検索機能をつけると全然情報のないサイトだと思われるので検索機能はつけない」「ランキングシステムやレス機能は投稿の敷居が高く過疎感が出てしまうため取り払った」「コメント欄をつけないことで友達にメールをして口コミが広まる」などの実例が挙げられている。発端となった「ロケスタ社長日記」のエントリーでは「ユーザーの期待値調整」と表現されているが、趣旨をよく理解していないとユーザビリティーが低いことに対する言い訳に使われる危険性もあるほか、主宰者があまり得意げに語るとユーザーの反感を買う恐れもある。かなりの高等テクニックだと言えそうだ。
★nanapiの初期バージョンに検索窓がなかった理由 : ロケスタ社長日記
というわけで、nanapiのような投稿サービスでは、検索に対するユーザー期待値に沿ったものが出せないうちは、検索窓はないほうがいいと思ったのでつけなかったわけです。
完璧を作ろうとするより、その段階で最善のものを出して、あとからどうするかを考える、というのがWebサービスを作る時に有効な手立てなのかもしれません。
★Webサービスを成功に導く「あえて機能をつけない」という選択 – はてなこわい><
投稿日時は、たくさんの投稿があるサイトの場合は投稿数の多さが強調されていいのですが、だめおとこ.JPのように通常の掲示板よりも投稿の敷居が高く閲覧者の割合が多い場合は、投稿日時を非表示にしたほうがよかったりします。
またコメント欄をつけないことで、「これ当てはまってる!」「自分と一緒だ!」のようなコメントをしたいけど出来ないというのが、フラストレーションになり友達にメールをしたりして口コミが広まります。
pixiv
コメント機能をシンプル+目立たないようにして外部で盛り上がるような導線を作っているようです。クックパッド
2006年のリニューアルで、当時人気だった一言掲示板や質問コーナーなどを廃止し、レシピを載せる機能だけに絞ったところ、大幅に会員が増えたそうです。
現在流行ってるサイトからインスピレーションを受けて、新しいサイトを作ったり同じようなサイトを作ったりする人は多いと思いますが、完成形を参考にしてスタートからその状態で、人がいない感じが余計に強調されてるサイトも多いんじゃないかなと思います。
どちらの意見も、ペルソナ手法をきっちりやっているところと
サイトの成長度に合わせて構成を変えていくという、ひと手間を惜しまないところが
成功につながってるように思います。
勉強になります!
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