夫婦別姓制度について自分の考えをつらつらと。

夫婦別姓制度、反対派が賛成派を上回る–20代・30代女性は賛成派多数 – Ameba News [アメーバニュース]

軽くツイートするつもりだったが、色々考えてたら長くなっちゃったので、こちらに載せてみる。

ナチュラルに選択制に賛成です。
大学の時に夫婦別姓賛成の教授の講義を受けてるので、たぶんその影響が大きくあります。
詳しい内容は忘れちったけど、選択制に納得の内容で、今になっても選択性にならないのかと不思議に思う。
でも、ツイートを見るとやっぱり反対派の人が多くて、自分的には驚きなのですが。
でも、これって別姓ということ自体に反対なのか、選択制自体に反対なのか謎な部分もあるよね。

我家の場合

うちの実家は最初父方の姓で、まぁ色々と事情があり私らが小学校の頃に母方の姓に変わったという経緯が。
マスオさんがそのまま磯野家に入ったような感じです。ここだけの話、お父さんはかなりゴネたらしいですよ。
男性は男の誇りってやつで自分の名前変えたくないのだなぁというのはなんとなくわかる。
自分は特にダメージを被った覚えはなく、逆に名前が変わることにわくわく感があった(爆)
でも父方の苗字も今でも気に入ってます。

そして自分が結婚する時はあまりそういうのにこだわりがなく、相方の方が苗字がかっこいいので、じゃそれで。
と思ったぐらいで、未だに特に深い理由付けを感じないんだよなー。
でも自分は兄がいるので、一人っ子同士とかだと色々ありそうとか思ったりする。

これから一人っ子も増えてくるだろうから、どっちかに姓を変えなきゃいけないというと逆に揉める場合もあるだろうから、そういう場合別姓結婚が緩和措置みたいになるような気もするんですが。

『家』という考え方

日本的な『家』という考え方のネガティブな部分が昔からあまり好きでなくて、
賛成派にはそのモヤモヤしたものを感じるのです。
それで、好きに選べたらええやんといつも思う。
家を存続させなくてはいけないとか、そういうしがらみに囚われた考えが好きくないのです。
祖父祖母の代が夫婦養子で苦労したという話を聞いているので、余計にそう思うのかも。
我が家はなんかそういうのに縛られた感じだったので、私が逆にこういう考えになったのかもしれません。

一体感ねぇ・・・

このアメーバニュースのコメント(つぶやき)を眺めてて、
一体感がどーのこーのという人がいるけど、苗字が違うくらいで一体感が弱まるくらいなら、逆に最初から結婚しないほうがいいんでないと思う。
別姓の人はすぐ離婚しそうとかいうのも感じ悪いこと、この上ない。

しかし、この「一体感」について相方の親戚の集まりとかに行くと、やっぱり同じ名字に守られてるみたいな感じはします。
それは周りが年配の人ばかりで、その「家」という概念を大事にしてる人たちだからかもしれませんが。これはいやみでなく。
年月が流れて私達がその年代になったら、そういう考え方とか親戚づきあいの形とかってどうなるのかなぁともちょっと思ったりする。

「家」から「個人」へという流れの中での反発?

でも今回のニュースで賛成の人が多いね。
「家」から「個人」へという考え方への大きな変換なので、いつも議論になるんでしょうな。

別姓になりたいなら籍を入れなければいいという人もいるけど、この国は籍を入れると入れないとで、法政上の扱いがだいぶ違うのですよ。事実婚だと何かあった場合、すごく女性は損なイメージ。だから夫婦別姓の人は別姓婚というのを主張しているワケ。
ちなみにフランスとかでは事実婚の人も多いけど、たぶん結婚してるとしてないとで法制上の違いがそんなにないんだと思う。確か事実婚でもある程度の権利が認められてたような。そのへんは勉強不足でほんとのとこは調べないとわかりませんが。