小野不由美ゴーストハントシリーズ リライト版読んでます。
中学の頃に友達から借りて読んでいた小野不由美のゴーストハントシリーズ。
昨年から、リライト版が刊行されています。
この夏に一気にリライト版→漫画の文庫版を読み返してて、
やっと今出てる分読み終わりましたー。残すは11月刊行の最終巻のみ。
小野不由美すっかり大御所になってしまって、
すでに廃版になっているティーンズハート版のゴーストハントは、
古本屋やオークションなどですごい値段になってるそうです。
ちなみに番外編の載っている本人作の同人誌はまんだらけで15万でしたよ・・・。
リライト版とは言っても、最後に読んだのがウン十年前なので
あまりピンとこないのですが、
今でもティーンズハート版を大事に持ってる友達に言わせると、
1~3あたりは結構加筆されてるそうです。
メールの返事が興味深かったので、本人の承諾を得て引用しま~っす。
ゴーストハントのリライトは、漫画版を参考にしながら書いたとのこと。
ティーンズハートと改めて比べると、全然違うよ〜。
原作には出てこない人が出てたり、エピソードが増えてたり。
いなだ詩穂が原作を読み込んで、その場面にいるはずなのに、登場しないってゆーメンバー出ないようにこだわったらしい。
ヴラドの館以降は、原作もあまりティーンズハートの制約気にせず書いてたので、最新作読んだけど、リライトな感じはしなかったわ。
リライトは、多少、テンポが悪くなった感はあるが、全体の装丁も好きです。
私が気が付いたのは、
「人形の館」の植木屋さんていたっけ?というのと
タカと千秋先輩ってこんなに出張ってたっけ?というのくらいだな~。
あと、中高生がターゲットにしては、やたらと難しい言い回しとかがあるなと。
「枯れ尾花」とか意味がわからなくて調べました(^^;情けない・・・。
ティーンズハート版でもそうだったのか読み返してみないとわかりません。
装丁はその筋では有名な祖父江慎氏ですよね。
それだけでもこのシリーズへの力の入れようがわかるww
デザインも素敵だし、暗い所で光るものなどもあって確かにおもしろいです。
ウラドの館=鮮血の迷宮は、子供のころに読んでめちゃくちゃ怖かった覚えがあるのですが、
今読んでもめちゃくちゃ怖かったです(^^;スプラッタ苦手なので・・・。
冷や汗が本に付くほど。
「人形の館」は「過ぎる十七の春」、
「海からくるもの」は、「過ぎる十七の春」「屍鬼」や「くらのかみ」を思い出させます。
奈央さんも出てくるし(^^;
初期のこのシリーズには、色々なモチーフが散らばっているのかもしれませんね。
漫画の文庫版もこれを機に全部揃えました。
そもそもリライト版は、この漫画を参考に描かれてるらしいですが、
小説を読んだあと読むと素晴らしい補完に。
小説の表現も好きなのですが、絵にされると一発で理解できるものとかありますね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません