尖閣ビデオ流出関連の記事 極私的まとめ
流出以来、色々な記事があがってますが、見解も色々でおもしろいものが多いので気になったものを個人的にまとめてみた。
私的には、そもそも最初に何故ビデオ公開に踏み切らなかったかというのに疑問を感じてしょうがありません。
まー裏でなんかが動いてるんだろうね。
痛いニュースより。2chの反応がよくわかる。
でも概ね大半の人は大なり小なり同じように考えてるように思える。
★痛いニュース(ノ∀`) : sengoku38氏「映像は元々国民が知るべきものだ。国民の倫理に反するなら甘んじて罰を受ける」
★痛いニュース(ノ∀`) : 【尖閣ビデオ】 仙谷長官「擁護の声?国民の過半数がそう思ってると思わない。『しかるべき処分を』が圧倒的多数の国民の声」
これ、一番下の「現実逃避マニュアル」の広告に吹きました。ブフッ
泉谷さんの見解。コメントも真面目なものが多くて勉強になるよ。
★守秘義務!?|泉谷しげるオフィシャルブログ 兎猫豚(うびょうとん)のみらい日記
スグさま公表しなかったから中国国内で先導された反日デモは起きたし、フジタの社員も拘束されたンだからな!
だが、衝突瞬間ビデオが公開されてからは中国の反日デモはピタリと止んだろが!
つまり、重要情報を開示したホウが“防衛”になったりするのだゾ!政府も今回の情報流出で助けられてるではないか!
文句言わなくなった中国首脳がAPECに参加するかもなンだろ?
「どうもありがとう」って海上保安庁に御礼に行って来い!だ。
★尖閣ビデオ流出事件で考えたこと – 藤沢数希 : アゴラ – ライブドアブログ
事件による政府の権威崩壊、それによって生まれる「フラットな社会」について書いてあるとこが興味深かった。
今回の尖閣ビデオ流出事件は、政府という権力、権威が持っていた情報が、YouTubeというネットメディアに流出してしまった。政府側の人間が怒るのも無理はない。この情報をコントロールすることにより得られる権力や権威といったものが一瞬の内に失われてしまったのだから。
下はメディアの権威崩壊についての記事2種です。
今回はネット企業大勝利でメディアが大損てとこはうなづけますw
★新聞、テレビはツイッターの速報に追いつけない 尖閣ビデオ流出があぶり出した大メディアの権威崩壊 JBpress(日本ビジネスプレス)
企業メディアの記者も読者、視聴者も、フラットに同じ場所に並んでしまった。新聞社でそういう現場にいた私でもエキサイトするのだから、1次ニュースが発生する場面にリアルタイムで居合わせた(これを記者たちは「現場」と呼ぶ)ことがない人には、麻薬的な面白さだろう。これでは新聞・テレビの「読者、視聴者より早く大量のニュー スに接することができる」特権的な立場など、こっぱみじんである。
★尖閣ビデオ流出・もうひとつのナイスな意義 – Chikirinの日記
つまり、You Tubeどころか「動画投稿サイト」という概念を知らなかった層に向け、新聞やテレビなどの既存メディアが、視聴者や購読者らに理解できる言葉で、大量の解説情報を届けてくれているのです。
これにより、将来グーグルTVを売る家電量販店の店員は、高齢者に「このYTと書いてあるボタンがユーチューブチャンネルのボタンです。尖閣諸島の衝突ビデオの件、覚えていらっしゃいますよね?あれが見られるチャンネルが付いてるんですよ、このテレビ」という販促トークまで使えるようになりました。
これ、グーグルにとって、めちゃ美味しくない?
今回ネット上で見かける大半の意見は、政府の対応を批判し、
アップロードした人間を擁護あるいは賛美するものですが、
一方でこんな意見もあります。
政府批判もいいけど、行政組織の統制がとれてなければ外からは舐められちゃうよ~ってやつ。
★インテリジェンス無き政府とその問題 – Consideration of the history
今回の映像をアップロードした人間が「真実を見せてやるぜ」以上の意識は無かったと考えますが、それは故意ではないとしても、政府方針に反する行為であることは明らかで、増してそれが公務員の側から、となればそれは「情報を活用できる能力、知ることに対する責任と義務」が欠如していると言えるでしょう。……
政府が決定したことを現場が覆すようなことが頻発すれば、そのような政府とどの国が約束事をするでしょうか。相手だって約束を守る気などなくなりますし、それを非難などできないでしょう。……「圧倒的民意を得ようが政府としての基板が甚だ貧弱で政府機関さえ統制できない」という貧弱っぷりを全世界に公然と晒すことが「国益」などになるわけが無いではないですか。
「公開」するのであれば、それは政府自身の手によってさせるべきで、そのために圧力をかけるのは構いませんが、このような無秩序に快哉を叫ぶ神経を自分は疑わざるを得ません。
★流出犯の自白と、2つの事件の混同 – リアリズムと防衛を学ぶ
そもそもビデオを非公開にするという政府の判断は正しかったのか、あるいはそういう政府の意向を汲んで未だに不起訴処分をしていない地検の態度は誤っていないか、といった諸問題についてはそれぞれに論じられなければならないでしょうが、他方で行政組織の統制を維持する必要性から、今回の流出犯は取調べ、逮捕、起訴のうえ裁判で理非を明らかにして法律に則って処分されるべきでしょう。「漁船衝突事件」において政府の判断が不当だったとしても、「ビデオ流出事件」を起こした海上保安官の(意図はともかく)行為までが正当だとは必ずしも言えず、まして免罪してよいということにはなりません。
一方で逮捕は流出犯を英雄にし、政治不信を高める恐れが大です。
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