愉悦の蒐集/ニッポン最古巡礼
9/27(木)ストリーム・ブックレビュー
永江朗の紹介する「埋もれた歴史」に注目する2冊
★愉悦の蒐集 ヴンダーカンマーの謎 小宮正安
アマゾンレビューより
17,18世紀末当時のヨーロッパの各地の君主、国王、聖職者等の趣味の悪い蒐集コレクションを一堂に集めた秘密の個室をヴンダーカンマー(不思議の部屋)という。ヴンダーカンマー自体はやがて廃れるが、博物館の原型としてとして、今に蘇った。当初は、神の創造した宇宙の神秘のミニチュアのようなものの収集であったものが、やがて、オカルト趣味を髣髴するようなものへとつながってゆく。
新潮社公式ページ紹介より
電柱、ポストに味噌、油、ダムや道路に回転木馬――。美術、骨董的な価値とは無縁だけれど、風塵に耐えて生き残ってきたその来歴に、伝統と外国文化の出逢いと融合、この国の歩んできた道のりが垣間見える。先人たちが知恵と工夫をこらした大小様々の構造物から、道具、食、インフラ、信仰のかたちまで、暮らしに根づいた「最古」に往時の「最先端」をしのぶ。写真でたどるニッポンの小史五〇選。
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