空海と密教美術展に行ってきました&聖伝と3×3EYESと炎の蜃気楼と絡めてwikiってみた

2011年10月16日

上野の国立博物館でやっていた「空海と密教美術展」に行ってきました。
混んでそうかなぁと思って時間をずらして夕方行ったのですが、それでもなかなかの人だかり。仏像ブームですね。

三鈷杵とか仏像曼荼羅とかめちゃくちゃ萌えました。
空海さんの書もたくさん飾ってあったのですが、ニセモノも多かったですね。
本物はものすごく達筆でした。茶色い巻物に金文字で書いてある書が、すごくかっこよかったです。

帰ってからwikiでやっきになって調べたのは、好きな漫画との関連性。
仏様ごめんなさい(--;

聖伝 -RG VEDA-と帝釈天と四天王


聖伝 -RG VEDA-
四天王とか並んでると絶対思い出してしまいます!
今回は帝釈天がすごい人気でした。

帝釈天

仏教曼荼羅の一番ラストにあって、ハンサムさで人だかりを集めていた帝釈天騎象像

阿修羅のお父さんが好きでたまらなくて、ついクーデターを起こしてしまった人です。そんなイメージw

持国天

聖伝では乾闥婆王と呼ばれることが多いですが、実は持国天でもあるんですよね。
持国天立像は憤怒の顔です。

wikiより

ガンダルヴァ(梵: गंधर्व)は、インド神話においてインドラ(梵: इंद्र、इन्द्र 仏教では帝釈天)に仕える半神半獣の奏楽神団で、大勢の神の居る宮殿の中で美しい音楽を奏でる事に責任を負っている。また、ソーマの守護神であるとも伝えられている。アプサラスの夫だが、女性のガンダルヴァも存在する。ガンダルヴァの演奏は自然界の中のラーガとして見出される。外見は主に頭に八角の角を生やした赤く逞しい男性の上半身と、黄金の鳥の翼と下半身を持った姿で表される。その大半が女好きで肉欲が強いが、処女の守護神でもある。
酒や肉を喰らわず、香りを栄養とする為に訪ね歩くため食香または尋香行とも呼ばれ、自身の体からも香気を発する。香気と音楽は非常にかすかでどこから発しているのかわからないともされる。 その身から冷たくて濃い香気を放つため、サンスクリットでは「変化が目まぐるしい」という意味で魔術師も「ガンダルヴァ」と呼ばれ、蜃気楼の事をガンダルヴァの居城に喩え「乾闥婆城」(gandharva-nagara)と呼ぶ。
・・・
仏教での漢訳は乾闥婆(けんだつば)となり、天竜八部衆、また四天王眷属の八部鬼神の一つである。

聖伝では蘇摩というキャラクターも登場してましたが、
ガンダルヴァは「ソーマ」の守護神というとこに関係があるのかな。

ソーマ(sa:सोम [soma])は、ヴェーダなどのインド神話に登場する神々の飲料。なんらかの植物の液汁と考えられるが植物学上の同定は困難である 。また、その植物を神格化したインドの神でもある。ゾロアスター教の神酒ハオマと同起源。
飲み物のソーマは、ヴェーダの祭祀で用いられる一種の興奮飲料であり、原料の植物を指すこともある。ゾロアスター教でも同じ飲料(ハオマ)を用いることから、起源は古い。神々はこれを飲用して英気を養い、詩人は天啓を得るために使った。高揚感や幻覚作用を伴うことから、酒ではなく、麻薬の一種ではないかとも言われる。ソーマは神々と人間に栄養と活力を与え、寿命を延ばし、霊感をもたらす霊薬という。『リグ・ヴェーダ』第9巻全体がソーマ讃歌であり、その重要性が知られる。
ヒンドゥー教では月が神々の酒盃と見なされたためにソーマは月の神とも考えられ、ナヴァグラハの1柱である光と月の神チャンドラと同一視される。

毘沙門天

毘沙門天と持国天はセットのことが多いですよね。鎌倉八幡宮にもありますね。

夜叉と羅刹は毘沙門天の眷属になります。

広目天

増長天

聖伝でも男気あふれる印象でしたが、増長天立像凛々しいお姿でした。

キャラクター参考ページ

RG Veda – Clamp
RG Veda: I 4 Shitennoh

3×3EYESと降三世明王

降三世明王とは

wikiより

かなりインパクト強かったのが、シヴァと奥さんのウマを踏みつけてる降三世明王立像だったのですが、
シヴァは仏敵とされてるみたいなんですよね。だから踏まれちゃう。
で、シヴァの奥さんといったら、パールヴァティー三只眼様。
漫画の方はかなり勝手に創作されてますがw、wikiで興味深い部分を抜き出してみました。

降三世明王は五大明王の一人として東方を守護する仏であり、元の名を Trailokyavijaya(三つの世界の王を下す者)という。この名が指す三つの世界の王とは、古代インド神話に登場する自在神シヴァのことである。
シヴァは妻の烏摩(ウマ)と共に「過去・現在・未来の三つの世界を収める神」としてヒンドゥー教の最高神として崇拝されていたが、仏教における最高神大日如来はヒンドゥー教世界を救うためにシヴァの改宗を求めるべく、配下の降三世明王を派遣し(或いは大日如来自らが降三世明王に変化して直接出向いたとも伝えられる)、頑強難化のシヴァとウマーを遂に超力によって降伏し、仏教へと改宗させた。降三世明王の名はすなわち「三つの世界を収めたシヴァを下した明王」という意味なのである。
降三世明王は三面八臂の姿をしており、二本の手で印象的な「降三世印」を結び、残りの手は弓矢や矛などの武器を構える勇壮な姿であるが、何より両足で地に倒れたシヴァと妻ウマを踏みつけているのが最大の特徴である。誰かを踏みつけた仏と言えば四天王がそれぞれ邪鬼を踏みつけているが、降三世明王は「異教とはいえ神を倒して踏みつけている」点でひと際異彩を放つ仏である。

曼荼羅における降三世・勝三世(シュンバとニシュンバ)

インド神話において、阿修羅の兄弟シュンバとニシュンバは、阿修羅の王マヒシャが退いたあと、尖兵の阿修羅チャンダを差し向けるなどして神々を圧倒し、世界を征服したがシヴァ神の妻カーリーによって滅ぼされた。
しかし、仏教の説話では、仏の教えに従わない神々の王大自在天シヴァと、その妻、ウマ妃を降伏させるため金剛手菩薩(金剛薩埵)は、阿修羅の兄弟シュンバ・ニシュンバの真言を取り、阿修羅としての姿をとったとされる。

カーリー

カーリー(काली Kālī)は、インド神話の女神。「黒き者」とも呼ばれる。血と酒と殺戮を好む戦いの女神。シヴァの妻の一人であり、全身黒色で3つの目と4本の腕を持ち、チャクラを開き、牙をむき出しにした口からは長い舌を垂らし、髑髏をつないだ首飾りをつけ、切り取った手足で腰を被った姿で表される。絵画などでは10個の頭と6本~10本の腕、10本の腕を持った姿で描かれる事も。カーリー・マー(黒い母)とも呼ばれ、シヴァの神妃パールヴァティーの憤怒相とされる。仏教名(漢訳名)は大黒天女、琉璃圣母。

ウマ、パールヴァティー、カーリーと色々な名前がありますね(^^;

キャラクター参考ページ

お気に入り漫画(3×3EYES)|気まぐれさっちんロード

炎の蜃気楼と空海

弘法大師の企みを覆し、理想の死者の国「裏四国」出現を企図する赤鯨衆。高耶は己の命をかえりみず、この計画への参加を決意する。そんな高耶の姿を、かたわらで見守る直江。彼の心の内は…。

よく見るとバックがさりげなく曼荼羅!!

炎の蜃気楼で空海と四国をモチーフにした下りがありました。
超説明テキトーですが↓
四国が日本の鬼門で悪霊が入ってきやすいので、
弘法大師(空海)がそれを封じるために結界を張ったのだが(裏四国)、
戦国時代の怨霊がその力を利用してとんでもないことになりそうなところを、
主人公が阻止すべく「今空海」になるという、すごい設定(--;

3種見てまいりましたが、読み返したくなっちゃった。

3×3EYESの文庫版と炎の蜃気楼の読んでない分を集めている最中です。
ミラージュは特にこの恩讐の門シリーズの途中で挫折してしまったので(--;
10年ぶりに再開したいです。
聖伝も文庫版を集めなおそうかな。

その他の仏教設定が濃そうなアニメ

天空戦記シュラト
シュラトは友達がはまっていましたが、あまりよく知らないのです。
はまったら楽しそうw

「空海と密教美術展」参考ブログ記事

猫と漫画と私と。 空海と密教美術展に行ってきました
折々の記 : 「空海と密教美術展」を見学する
大和古仏探訪 空海と密教美術展に行く 仏像の魅力