第3次男女共同参画基本計画に、マンガやゲーム規制が盛り込まれるそうです。

2012年1月7日

自由に転載して下さいとありましたので、周知のためにそのまま載せます。(リンク部のみ編集)
私自身は、表現規制は反対、ゾーニング強化は賛成、業界・出版社の自重希望の立場です。

第3次男女共同参画基本計画に、マンガやゲーム規制が盛り込まれる。

「第3次男女共同参画基本計画(中間整理)」にて、児童ポルノ禁止法などによるマンガやアニメ、ゲームなどへの規制の提案が盛り込まれているのが判明しました。

(※この記事は自由に転載してください)

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「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」について

第8分野 女性に対するあらゆる暴力の根絶

P38
③ 児童ポルノの根絶に向けて、国民運動の実施、インターネット上の流通防止対策の推進や閲覧防止対策の検討等総合的な対策を検討・推進するとともに、児童ポルノ法の見直しや写真・映像と同程度に写実的な漫画・コンピュータグラフィックスによるものの規制の在り方について検討する。

P40
8 メディアにおける性・暴力表現への対応
(1) 施策の基本的方向
女性をもっぱら性的ないしは暴力行為の対象として捉えたメディアにおける表現は、女性に対する人権侵害であり、男女共同参画社会の形成を大きく阻害するものである。

(2) 具体的な取組
④ メディア産業の性・暴力表現の規制に係る自主的取組の促進、DVDやビデオ、パソコンゲーム等バーチャルな分野における性・暴力表現の規制を含めた対策の在り方を検討する。

第12分野「メディアにおける男女共同参画の推進」

P52
Ⅱ 今後の目標
また、女性や子どもをもっぱら性的ないしは暴力行為の対象としたメディアの表現は、それ自体が「人権侵害」であるという観点から啓発を行うとともに、メディア側の自主規制等の対策を働きかける。

P53
⑤ メディア業界の性・暴力表現の規制に係る自主的取組の促進やDVDやビデオ、パソコンゲーム等バーチャルな分野における性・暴力表現の規制を含めた対策の在り方を検討する。

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なおこれらを策定したのは都条例と同じ後藤啓二弁護士らです。

今回の第3次男女共同参画基本計画の特徴は、「できる限り具体的な数値目標やスケジュールを明確に設定した上で、その達成状況について定期的にフォローアップを行う」(第1部 基本的考え方 P2)とあり、実効性に重きを置いている点です。
これが閣議決定されると今後、国を挙げての規制への動きが加速すると思われ、非常に問題だと思われます。

現在パブリックコメントが募集されており、意見を送ることが重要かと思われます。
もし出来ましたら、この件をHPやツイッター、mixiなどで広めていただけると幸いです。

「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」に関する意見募集について
1.意見募集対象「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」
2.意見募集期間(意見募集開始日及び終了日)

 平成22年4月16日(金)~平成22年5月12日(水)

「II-8.女性に対するあらゆる暴力の根絶」意見募集メールフォーム

「II-12. メディアにおける男女共同参画の推進」意見募集メールフォーム