靖国 YASUKUNI

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20080702_黄金町シネマベティにて

<ストーリー>
ふだんは静かな靖国神社だが、毎年8月15日になると様々な人々が集まってくる。大きな国旗を掲げ、英霊や天皇を称える者。旧日本軍の軍服に身を包み、ラッパの音に合わせて行進してくる一団。「天皇陛下万歳」を叫ぶ者、戦没者集会に現れる議員たち、歌われる「君が代」、そしてそれに抗議の意を唱える近隣諸国の若者…。「英霊」という名の姿形がないものをめぐって、称える者も反対する者も熱くなる。そんな「靖国」とは…。

<感想>
歴史的な内容と上映中止などのニュースを見て気になっていたので、横浜の用事のついでに黄金町のシネマベティに見に行ってみた。
映画館には、混雑する場合は整理券配布との貼り紙が。そこまでではなかったけど、年配者から若者まで結構色々な年代の人が来てました。
出演者の刀匠のおじいさんが聞かされていたものと違うと言っているニュースが報道されてましたが、自分の作ったものをあれだけ戦争のシンボライズ的にかかれたら、そりゃ気を悪くするよなと思いました。
8/15の靖国神社の情景を中心に色々な立場の人の様子やインタビューが描かれている。
当人が強い意志を持って感情的になればなっているほど、なんか滑稽さを感じてしまうなとぼんやりと思いました。
個人的には僧侶のお話が印象に残りました。お坊さんでもやっぱり戦地には行ったんですね・・・。
どれが正しいというのは一概に言えないけれども、個人的にはやっぱり靖国神社(日本?)のやり方には身勝手さを感じて、疑問が残ります。

最後は戦争中の日本刀のオマージュ映像みたいになってて、日本刀ってそんなに実際に使われていたのかとちょっと驚きました。←でもこのへんは作為的に作られてるかも。

日本にだって外国人や色々な民族の人が住んでいて、色々な見方があるのだから、たとえ反日的な内容であっても、上映中止にする必要はないと思います。むしろ、日本の周りの国はどういう考え方をしているかを、こういう映像作品を通して知っていく重要な機会だと思います。でも出演者に正しい内容を伝えないのはどうかと思うけどね。

あとシネマベティは外とドアが面しているので、蚊が多かった(><)
夏に行く時は、虫よけスプレーをお忘れなきよう。

映画『靖国 YASUKUNI』公式サイト

映画

Posted by ponnao