[Event]イントゥ・アニメーション5 横浜

JAA(日本アニメーション協会)というのが主催する「イントゥ・アニメーション5 横浜」というのが
赤レンガで開催されていたので、行ってきました。
当初はちょっとイベント内容がイマイチよくわからなかったので、フラっと寄るつもりが、
結構見ごたえがあったので、朝から夕方まで留まってしまいました。

横浜赤レンガでアニメの祭典「イントゥ・アニメーション5 横浜」 /神奈川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091015-00000006-minkei-l14

個人的には、普通のアニメとアートアニメ及び教育アニメは種類が違うと思うので、
ちゃんとアートアニメって書いて欲しい。コミケかなんかと間違える人がでてくるデショ。
その日はビールイベントもあったので、そこから流れてる人もいたようだった。

■驚いたこと
・ニャッキの作者の人が普通にそのへんを歩いている。
・巨匠プログラムで、手塚プロの社長が出てきたが、この人がブラックジャックの外見のモデルらしい。
すごくダンディな初老のおじさんで、納得!
http://info.toei-anim-inst.jp/?eid=631732

顔を知らないので確認はできませんですが、この人がっ!て人もたくさんそのへんを歩いてたんだと思う。
司会も会員の人(作家さん)がやってるし、そういう手作り感のあるアットホームなイベントで、とても好感を持てました。

■巨匠プログラム~岡田忠成と手塚治虫~
巨匠プログラムは一番人出が多かったです。
あと司会の方も作家さんなんでしょうが、慣れてる感じで大変おもしろかったです。
しかし、有名な作家さんだとは思うのですが、名前がわからなくなってしまいました!

◆手塚治虫映像
順番逆ですが、ほとんどこれを目当てで行ったので、手塚先生から。
手塚治虫はAACの初代の会長だったそうです。
実験的作品2つの上映です。

★ジャンピング
http://umikarahajimaru.at.webry.info/200701/article_28.html

★森の伝説
http://dl.rakuten.co.jp/prod/800000415.html

当初はディズニーへ捧ぐという副題も付いてたぐらいなので、とにかくディズニーぽい。
ディズニーからの要請で、はずしたそうです。
第一楽章の方は、アニメーションの歴史を流れの中で見せています。

この作品は、本来は1~4あるうちの、1と4しか作られてなくて未完ですが、
息子の眞氏が引き継いで作るということになってるそうです。

眞氏が監修した生誕80周年OP動画も最初に流してましたが、これもよかったよ!

◆岡本忠成映像
不勉強で知らなかったのですが、パペットアニメーションの元祖の方のような印象を受けました。
作品自体はたぶんどこかで触れているんだろうとは思います。

上映作品は2つ。どちらも30年程前の作品ですよ!

「おこんじょうるり」
狐の恩返しの話です。
現代の作品にはないような、情感とか温かみはすごく感じました。
自分は背景が黒で遠景でおこんとおばあさんを撮影して、ノスタルジックに二人の日常をあらわしてるシーンが印象に残りました。
あと、おこんの歌声がいい。すごくいい。ちょっと石野眞子っぽい。

ほんとはいけないんでしょうが、さわりだけでも。

「ふしぎなくすり」
星新一原作です。この顔細長い顔の悪役キャラ絶対どこかで見たことある!
表現手法がとにかくモダンな感じで色々斬新です。
展示品の絵コンテも見ましたが、すごく味がありました。

このDVDに収録されてます。
http://www.amazon.co.jp/%E5%B2%A1%E6%9C%AC%E5%BF%A0%E6%88%90%E4%BD%9C%E5%93%81%E9%9B%86-Vol-1-DVD-%E5%B2%A1%E6%9C%AC%E5%BF%A0%E6%88%90/dp/B001XB4GTQ

■象の背中
プログラムCは象の背中・続で泣きました。
wikiで調べたら、役所さんが映画でやったやつの象編なの?

これはPV動画 「バトンタッチ」という副題なのを今知った。

これは前作(字幕付き)

■プログラムC雑感
プログラムCは、朝っぱらからグロ系やブラックなのが多くてちょっと驚きました。
最初に断ってたけど、これは小さい子どもに見せたらあかーんと思いましたよ。
私は嫌いじゃないけど、小さい子を連れてきてた人もいたので、すごく気になったよ。
そそくさと会場から出て行った親子もいたし。
次がキッズの回だったので、早めに来たのでついでにという親子連れもいたかもしれないので、
作品の内容をもう少し詳しく書いておけばいいのにと思いました。

■キッズプログラム雑感
キッズプログラムは、やっぱり教育系(特に英語系)のが多かったです。
ベネッセ付録のクレイアニメとか普段見れないものが見れたので、ちょっとお得な気分に。
それに、子ども達が一緒にえ~び~し~と唄ってくるのでかわいかったよ。
壇上にあがった作家の人も、それが嬉しかったと言ってました。
作品的にやっぱり女性作家の方が多かったです。
「つみきのいえ」の人の英語教育用アニメも見れました。最後ちょっとシュール。

作品自体は自分の家でも見れちゃうのかもしれないけど、
こういうイベントに行くと、作品の雰囲気を他の人とも共有できるし、
作者のお話も聞けるところが良いです。
これが無料って、なんてすごい。

アニメ

Posted by ponnao