[映画感想]映画『ゲゲゲの女房』
朝ドラとは違って、サブカル臭ぷんぷんでしたが、これはこれでおもしろい!と思いました。
それこそガロとかに載ってるようなオチのない日常を描いた不条理漫画っぽいイメージ。
パンフレットを見ると、2008年の春から企画が始まったということなので、朝ドラよりも先だったんじゃないでしょうか。
ほんとは単館上映ぽくなるところを、朝ドラで話題になったので、上映館が増えたみたいな気はする。
まったく見当違いだったらごめんなさい。
パンフレットとそっくしお見合い写真
鑑賞後にパンフレットを購入したら、A5の大きさでびっくりしました。同人誌か!?(笑)
でもこれはこれでこじんまりした感じでかわいい。原作本と並べて置けますね。
巻末に映画で使われたお見合い写真が載ってるのですが、これほんとにそっくりだよねぇー。
仕事場もそっくし。
朝ドラだとしげーさんは、畳座りで仕事してましたが、
映画は椅子座りでしたね。ドキュメンタリー番組でもよく仕事場出てきたので、
それと配置同じだーと思いました。
ドラマだと並んで仕事してたけど、ほんとは本を積み上げて作った簡素机だったんだね。
あと随所に出てくるアニメーションの動き方は、映画の方が好みですw
吹石一恵演じる布枝さん
実際の布枝さん自体が、何があってもおおらかで上品なイメージがあったので、
しょっちゅうテンパッて、ふくれっつらの吹石布枝は、
ちょっとイメージ違うかなーとは思ったけど、逆に親近感は感じました。
そりゃ頭くるよね!!
むしろ現実はこうで、これを乗り切ったからこそ、仏のような布枝さんがいるのでしょうか。。。
演出色々
変わった演出ですよね。
妖怪が普通に出てくるとこは好きですが、妖怪とはわからないところもありました。
イカルはちゃんと幻想だってわかったよ(笑)。
賛否分かれる、現代の調布駅そのまんまのシーンは、
布絵さん(&兼内さん)が、現代に迷いこんできたみたいでちょっとおもしろかったです。
未だに???なのは、幻想書房の帰りに、いつも座っている母娘。
なにか意味があるんでしょうが、意図がちょっとわからなかったです。
あと、帯探すシーンと靴下を重ね履きするシーンが妙に色っぽく感じました。
朝ドラのあの人も違う役で登場~
友人だった紙ちゃんは、お義姉さんに・・・
質屋の親父は、ぬらりひょんに・・・
菅ちゃんは、なんといずみちゃんを取り合った担当編集者に・・・
まー、これはこれでおもしろかったです。
只、菅ちゃんはキャラ同じ過ぎだよ(笑)
クドカンと仲のいいエロビデオにも登場して欲しかったですww
映画生活の映画レビューをざっと見たんですが、
映画生活はランキング一位が劇団☆新幹線の舞台映画になってるくらいなので、
結構好意的な見方をしてる人が多いのね。
両極の意見の人がいてちょっとおもしろかったので載せときます。
きびしい見方
★「すべてがヌルい」ゲゲゲの女房@ぴあ映画生活レビュー
好意的な見方
★「俳句のような..」ゲゲゲの女房@ぴあ映画生活レビュー
音楽:ムーンライダーズ&小島真由美。
先日、「東京ゴッドファーザーズ」を見たときに、ムーンライダーズを初めて知って、おもしろい!と思ったのですが、
これも音楽担当ムーンライダーズでした。&小島真由美。
自分は、小島真由美、曲によって好き嫌いが分かれるのですが、このゲゲゲの女房は楽しげな感じで好きです。
ディスカッション
コメント一覧
昨日はおつかれさまでした。映画の企画は朝ドラよりも早かったんだね~でもきっと朝ドラ効果で見る人が増えてよかったのかも。
お見合い写真は本物をそこだけ使ったのかと思ったほどのクオリティですな~こうして並べてみるとほんとに似てるね!クドカンって水木しげるに似てたのか~似せたのか~?と感心してしまいました。
朝ドラが大好きすぎてちょっとした違いも違和感を感じるのかなと思ってたけど思ってたのとは全然違ってむしろ比べて違いを楽しめた映画でした。
キャストで朝ドラと同じ人が何人か出ててそこも世界観のつながりが感じられて良かった。キャスティングは朝ドラの企画が出てから考えたのかなあ?エロビデオは朝ドラでは真面目すぎて最初別人かと思ったので映画では別のはじけた役で出て欲しかったね~(笑)最後のほうにスガちゃんが出てきて思わず声をあげてしまいました(笑)
主演のクドカンは抑えた演技で笑い声とかで水木先生のおおらかな感じを上手く演じてたと思いました。吹石さんが貧乏暮らしがばれてイライラが頂点に達してるときに木の枝でほっぺをムニュッとやるシーンがツボでした。
演出面では私も母子の存在がよくわかりませんでした。イライラしないで優しそうな母子の姿に布枝さんが自分の気持ちが苛立ってるのが余計に感じられたとか?自分もそんな風になりたいとか思ったのか?イカルのことも最初は幻想かと思ってました(><)
なんだかんだで思ったよりもず~と楽しめた映画でした。今年はお互いに「ゲゲゲ」に夢中になってましたね。一緒に行ってくれてありがとう!
コメントありがとう~
企画はどっちが早いのかは正直わからないけど、まったく別のとこから発生したもののような気がしますね。
クドカンは雰囲気でてたね~。やっぱり、モノづくりをしているという面で、似てくるのかなと思ったよ。
私も木の枝でムニュッはかなり萌えました (*´д`*)
例の母子は、お母さんの方は気のせいかもしれないけど怒ってるような感じに見えたので、ちょっと気になったの。なんだろね~。
今年はゲゲゲにはじまりゲゲゲに終わりましたね。
来年もおもしろい作品があるといいね!
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「ゲゲゲの女房」映画的な何かを期待したが見当たらない。
「ゲゲゲの女房」★★★
吹石一恵、宮藤官九郎 出演
鈴木卓爾 監督、119分 、2010年11月20日順次公開、2010,日本,ファントムフィルム
(原作:原題:ゲゲゲの女房)
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