Adobe MAX 2日目:C-5 実践、すぐに始める Spry framework for Ajax

2011年8月19日

Spry framework for Ajax」とは、Adobe Labsで提供されている、最新のJapascriptライブラリです。Ajaxの表現に適ったダイナミックな表現(振る舞い)が可能。
一応デザイナーにも使えるように作ったというのがウリで、DreamWeaverCS3では、通常のJapascriptのように、パネル操作で実装できる機能が備わってるらしい。
現在は、jsライブラリでは、prototype.jsが40%以上のシェアを占めるそうだが、prototype.jsとspryを合わせて使うことも可能らしく、たにぐち氏はその方法を推奨していた。


セッションでは、たにぐち氏の会社で作成された「進研ゼミ高校講座 合格体験記」の構築事例を元に実装の具体例を説明。
どのようなプログラムが書かれているのかはもちろん、デザインからのアプローチとして、ユーザーにどういう表現をすれば、変化したことがわかりやすいのかを念頭に入れて実装することを提案していた。
<例>
・投票ボタンを押したときに、一瞬ハイライトさせる。
・アコーディオンパネルで都道府県が切り替わったときに、一瞬ハイライトさせる。
・ユーザーを待たせる仕様の場合は、ローディングバーを出す。
まさにSpryの導入編としてデザイナー向けに大変わかりやすい内容だと思いました。勉強すれば今の環境で導入も可能だとは思いましたが、やはり使い勝手を考えるとCS3が欲しくなります。
昨年、Spry frameworkが発表されたときに、たにぐち氏が書かれていたレビューです。
【レビュー】WebデザイナーのためのAjaxツール、Adobeの「Spry framework」とは? | クリエイティブ | マイコミジャーナル

かつて、「ロールオーバーボタン」はJavaScriptのプログラムを開発する必要があった。しかし、今やDreamweaverで誰しも当然のように扱うことができている。Adobeの手によって、Ajaxもそんな存在になる日が来るのかもしれない。

とありますが、まさにその通りになっていますね~
最後に五箇条を一応書いておきましょう。

・無駄なリロードするべからず
・客を待たせず不安にさせず
・変化は動いてアピールすべし
・AjaxとFlashは宿敵にあらず(用途によって適した方を使いましょう)
・技術は技術のために使うべからず、客のために使うべし。