有頂天ホテル好意的レビュー【ネタバレ】
※内容について触れているので、まだ見てない人は見ないほうがいいです。
ついYAHOO!ムービーのレビューをダラダラと見てしまう。
駄作と言い切る人と物足りない派が多いです。割と辛口な意見が多かったので、素直に楽しい映画と思った私はショックだわ。ちょっと反論してみる。
・俳優がもったいない。
西田、伊東、唐沢、オダジョーの面々があの役をやるからこそ、いいと思うのだが。知らない人がやってても面白くないような気がス。
・釣りバカ日誌的な古い質の笑い、若者にはウケない。
これは納得。おばちゃん達がバカ笑いしてたのもうなづける。いいんです、古い笑いが好きなんです。釣りバカ日誌好きだしな。逆にしらけきった映画館より、おばちゃん達の笑いで救われてたところもあったような気がする。今の若者はテーマに深いものを求めすぎな感がするよ・・・（´Д｀）この映画は、もっと気軽に楽しむ映画だと思う。
・舞台的で演技がオーバー過ぎ
小劇場系の舞台とか頻繁じゃないけど何本か見てるんで、わざとらしい感とか結構すんなり受け入れられちゃう。そうじゃない人はそれが厳しいのかな。
・ラヂオの時間の方が面白かった。
これは大多数意見で、まだ見てないのですごく見たくなりました。切迫した時間の使い方が上手いらしい。確かにホテルは切迫感はあまりなかったですね。
・一流ホテルに見えないぞー。
パンフレットには一流と口では言いつつ、1.5流が一流を目指してる風を目指したと書いてあった。
私はロビーの感じとかレトロ調で逆に好きですが。なんとなく昔の外国映画っぽいし。
役所さんが、前妻の前で取り繕う場面では、えっ、そこまでやるかーと最初ちょっとしらけたけども（いきなりの前妻登場だったので、もう少し伏線が欲しかった）、だんだんその情けなさ自体にハマってきた・・・。
確かに全体的に散漫な印象はあったけれども、あのキャスティング数の多さとエピソード数をよくまとめてたと思う。豪華なキャスティングではあったが、いつものあの人がいつもの役どころといった感じで妙な安心感があった。
（２枚目二人も、唐沢はポン酢ＣＭキャラ、オダジョーもデコを除けばいつもあーいうヨワ系の役柄が多いような気がするんだけど、どーですか？）
エンディングの音楽もよかったです。ＹＯＵの歌をかなり楽しみにしていて、やっぱり歌うまいなと思いました。それまで役的に浮かない顔の演技だったので、最後の最後で笑顔になってそこもホッとさせられました。
コネタで気に入ったのは、あるシーンでＹＯＵが白塗りの伊東四郎の鼻にさりげなく赤いランプを付けるとこ。
以上。
最後に同意したレビューを何本か載せておきます。
笑うだけ笑って、爽快感以外は何も残らない