[Font]メイリオ制作者インタビュー

今日は真面目なフォントネタです。
メイリオ作った人って、ロンドンの地下鉄で使われてるフォントも作ってたんですね~

実はメイリオまだ進化中! 誕生秘話を河野氏に聞いた
興味深い部分を抜き出しました。

和文・欧文混在を考えた初めてのフォント

「欧文はレタースペース(文字間)がきちんと処理できてないと、ちゃんとした文字に見えません。漢字を1つの単語として考えた場合、偏(へん)と旁(つくり)がバラバラになっているようなもので、きれいに見えないし、文字がおかしくみえますよね」

「日本語フォントでは欧文のデザインが非常によくない。これは当然のことで、欧文を使う機会があまりないから、文字間など組み版のときの細かいルールがきちんと処理できないんです。MSゴシックや日本の組み版で欧文を扱うと、文字と文字、単語と単語の間が離れすぎてしまうんです。本当は、1/4の全角か1/5の全角にするといいんですが」

和文フォントに入っているアルファベットは、単にそこにはめ込まれているだけで、欧文らしい処理が施されていなかった。まして、和文と欧文のバランスということは考慮されていなかった。

メイリオは、デザイン当初から和文・欧文の混交を考えた初めてのマイクロソフトの日本語フォントとなった。しかも、メイリオでは横組みのことだけを考えたという。

「あくまでも画面上で、できるだけ文字の形が崩れないようにと横組みだけを考えました。それができれば縦組みは問題ないし、レーザープリンタで出したときにも、もっときれいになる。問題は横組みなんです」

横組みで問題となるのはベースラインやキャップと呼ばれる、欧文特有の水平基準線だ。例えば「g」のような文字の下部分はベースラインより下に配置されるが、和文は箱に入れていくように文字を置くので、そもそも発想が異なる。

そこでメイリオでは和文を縦方向に95%に圧縮した形にして下部にスペースを開けた。こうすることで和文・欧文が混じったときに、それぞれのベースラインを合わせつつ、文字が上下に踊って見えるという従来の問題を解決したのだという。

文字が踊って見えるのはベースラインの関係だったのですね~
昔行ってたデザインの学校でタイポグラフィーの授業もいちおあって、
先生に、数値じゃなくて、見た印象が大事だと言われたことを思い出します。

印刷物のときは自分でも字間くらいは気にしながらやりますが、
どうしたらこれは自然にきれいに見えるだろうと考えながらやるのは楽しいっす。

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Posted by ponnao