GoogleAnalyticsで複数のサイトを管理する時 Analytics アカウントを増やす?プロファイルを増やす?

2010年5月31日

新しいサイトにGoogleAnalyticsをセットするとき、
いつもプロファイルにするか、アカウントにするか迷うのですが、(ありゃどっちだったっけ?という感じで)
それとは別に、たまに仕様が大幅に変わってたりするので、その都度、関連記事を見るようにしてます。

今回、Google自身も1つのサイトに 1つのAnalyticsアカウントを勧めているよーという記事を見つけました。

複数のサイトを管理する時 Analytics アカウントを増やす?プロファイルを増やす?

私は、サイトごとに Analytics アカウントを作るのが良いと思います。Google のお勧めも 1つのサイトに 1つの Analytics アカウントのようです。理由として、

– 管理者のアカウントを追加すると全てのプロファイルの管理者となる

ユーザー権限のユーザーならプロファイルごとに閲覧できるかどうかを設定できるけど、Administrator 権限のアカウントを追加すると、その Analytics アカウント内の全てのプロファイルの管理者となります。

まったく別の組織のサイトのレポートがひとつの Analytics アカウントの中にプロファイルとして入っていると、管理者権限のアカウントは全部見られることになってしまいます。当然管理者なので、設定の変更もできてしまいます。

– Adwords のアカウントと Analytics のアカウントは 1対1
Adwords の解析もしたい場合、複数のサイトを 1つの Analytics アカウントとプロファイルで管理していると、そのうち1つのサイトでしか Adwords を使えないです。

プロファイルごとにサイトを管理している場合、プロファイルごとに別の AdWords のアカウントを設定、ということはできません。

– サブドメインのサイトは?
複数のサイトの管理と同じです。そのサブドメインのサイトを他のアカウントで別に管理する可能性があるか、独自の AdWords のアカウントを使用することがあるかで決定します。

– プロファイルの使い方
自分のアクセスを除外するフィルタなど、フィルタを作成する場合、必ず加工していないデータのプロファイルを残します。Google Analytics のデータは、すでに取得してあるデータに対してフィルタをかけるのではなく、フィルタがかかった状態でデータを取得するため、後からフィルタを解除しても元のデータを得ることができないためです。

いつどんなデータが必要になるとも限らないのでバックアップとして生データを残します。その上でフィルタをかけたり、サブドメインのサイトを追加したりします。

アカウントでAdwordsも管理することができるんですね。
これは初めて知った。

そんなわけで、今は自社アカウントにAnalyticsアカウントを、まとめて入れるようにしてる。
これだと顧客毎に閲覧権限を振り分けることも可能なので。

昔(Analytics登場の頃!)は、顧客ごとに一つのGoogleアカウントを設定していて、
それを存続しているところもあるので、一度整理したいなというのはある。
ログの存続とかがめんどくさそうなので、なかなかできないでいますが・・・。

20100531追加

上の方法をとった場合のクライアントユーザーのアクセスの許可のやり方も書いとくよ~
Analytics のレポートへのアクセスを他のユーザーに許可する