DQN客の新手の撃退法「お、お客様は、神 様 で す か?」

行き着けの定食屋のDQN撃退法がすごかった

せっかくのお昼が飯マズだよ、と思っていたら、その子が「お、お客様は、神 様 で す か?」って答えたんだ。
DQN客は「あたりめーだ、きまってるだろう。基本だろが」と口に飯が入ったまましゃべってた。
こっからが神展開なんだがバイトの子が、「神様でしたか、大変申し訳ございませんでした。店長さーん、神様がいらっしゃいましたー」って叫んだんだよ。
そうしたら、厨房から店長さんと奥さんが出てきて、「やはり、神様でしたか。私もそうじゃないかと思っていたんです」、「私たちのお店にも、ついに神様がきてくださったんですね」と、やりだして飯吹きそうになった。
バイトの子が「お祝いいたしましょう!」と言い出して、なんかお経みたいの唱えだしたんだよ。天津神とか言っていたから祝詞かな。
バイトの子が、独特のハリのある声で唱えている間、店主夫婦はニコニコしながらDQN客を見つめていた。
DQN客が「神ってそういう意味じゃ、頭おかしいんじゃねーか?」って机をたたいて立ち上がったら、「神様もう行ってしまうのですか、もっとごゆっくり」って店主が言う途中で「こんなバカな店、もうこねーよ!」と千円札を投げて店を飛び出ていった。
バイトの子と店主夫婦は手を合わせて開けっ放しの出入り口に深々とお辞儀、少し沈黙があって、店内は大爆笑。
店長夫婦が「バイトさんのおかげで、あの客と手を切ることできた。ありがとう、ありがとう」と言って、他の客もDQN客を嫌っていたことと、バイトの子の勇姿(でいいんだろうか)を褒めちぎっていた。俺は笑いすぎて麦茶がのどにつまってむせてしまったよ。
あのバイトの子は巫女さんとかかな。これで曜日を気にせず食べに来られるから、今度聞いてみよう。

その4?歳のバイトさんは、巫女だけだとやっていけなくて兼業なのか!?
うまくすればDQN客お祈りで撃退しますという新手の商売に出来そう(´∀`)