『ギルティ』を気に入った人に見て欲しい、10年前管野美穂が悪女を演じた『恋の奇跡』
ギルティあまり期待してなかったのだが、かなりおもしろかったです。
来週も見ます。
管野美穂、最近では珍しく悪女でしたが、
かなり前に見たドラマ『恋の奇跡』をすっごい思い出しました。
恋の奇跡 – Wikipedia ※ドラマについては下部にあります。
弁護士の父を持ち、両親の愛情に恵まれて育った塚本妙子は、高校の卒業式の日の夜、「大学を卒業するまで」という約束で同居する事になった遠縁の娘、倉田雪乃と出会う。女子大生モデルとして活躍する雪乃は、明るい性格で皆に愛されたが、3年が経過する頃から隣家の甲斐に急接近。そして塚本家の中でも不審な行動を見せ始め、両親の仲は険悪になってゆく。そして妙子の母である彩子を自殺に見せかけて殺害。疑いの目を向けた妙子に「私を疑うのは、あなたの心が醜い証拠。姿が醜い人は心も醜い」と言い放つ。自殺を図る妙子だったが、間一髪で謎の医師、聖達彦に救出される。そして聖の指導の下で1年間、過酷なダイエットに励み、華麗なる美貌を手に入れた妙子。しかし戻ってみると、家は競売に掛けられ、父は行方不明。甲斐は就職して家を出たと言う。父の行方を捜す為にと、母の出生名である「井上彩子」を名乗り、聖の紹介したメイクアップアーティストのアルバイトを始める妙子は、雪乃の専属アーティストの仕事を得た直後、モデルにスカウトされる。
1999年だから、もう10年以上前なんですね~。
DVDも出てないのねん!!
このドラマ、葉月里緒奈が主役だったのですが、
かなり演技が下手で(爆)完全に管野美穂が食ってて、
まるで主役のように見えたのをよく覚えてます。
それから管野美穂が妙に気になるようになったんだよねぇ。
それなら、ギルティもそりゃおもしろいはずだわな。
玉木くんが食われ過ぎないことを祈るのみです(-人-)ナムナム
↓このレビュー素晴らしす!!
映画「富江」と「催眠」で生来の女優の資質が開花、というより大爆発した菅野美穂が徹底的な悪役に挑んだ傑作ドラマが「恋の奇跡」である。菅野ファンには、時代の古い順にNHKの「走らんか」、テレビ朝日の「イグアナの娘」、「君の手がささやいている」、そしてこのドラマのいずれかをきっかけに菅野美穂という女優ととりこになっているケースが多い。ちなみにわたしは、この番組でとりこになったクチだ。
物語は、葉月里緒菜扮する塚本妙子を天使に、菅野美穂扮する倉田雪乃を悪魔に見立てて、両者の壮絶な争いをモチーフにしている。しかし、放映時から言われていたことだが、あまりにもは主役であるはずの葉月側に迫力がなく魅力に欠け(演技力を含めた本人の問題だと思う)、一方で菅野扮する雪之のインパクトが余りに強い(これも本人の実力である)ので、中盤からはどちらが主役か分からなくり、力のバランスが崩れてしまった。少なくともこの番組が当時テレビ朝日の歴代一位の視聴率を叩き出したのは、他の誰でもない助演の菅野美穂であることは間違いない。
だからドラマそのものの完成度や構成に関してはわたしもさほど評価していない。天使と悪魔がせめぎあってこそのドラマだからだ。最悪なのは最終回で、放映時間の半分は回想シーンという手抜き。しかも実質的主人公である雪乃は前週に自殺を遂げていて出てこない。一説には、本来の主役葉月がごねて、脚本が寸前で変更になったとか憶測が飛んでいるが、とにかく全体の完成度としてはどうかと思う。
しかし菅野美穂ファンとしては最高ランクに位置づけられるドラマである。この番組における菅野美穂は真に凄まじく凄惨なほど美しい。情状酌量の余地がないほどの悪魔を演じてはいても、どこか悲しく切ない。顔では挑戦的で不敵な笑いを浮かながら、大粒の涙が頬を伝うシーンなどは秀抜だ。このドラマは、菅野美穂を観るためには最高のドラマなのだ。菅野ファンにとっては、必見である。
しかも、自らのイメージを損ねかねない悪役(悪女なんてものではない。悪魔といってもよい)を積極的に受ける姿勢に女優としての彼女のビジョンが見え隠れする。確かに冷静に考えてみても、当たり障りのない天使役よりもアクのどぎつい悪魔役のほうが、役者としてはやり甲斐があるし、学ぶことも多い。菅野さんは、このときすでに善良で無害なヒロイン的イメージにはまったくこだわらないという、役者魂を身につけていたのである。
ちなみに菅野さんは、当時インタビューでこう語っている。
「私が演じる雪乃は、ルール違反してでも欲しいものは手に入れるというコ。子供の言い分だとは思うけと、ポリシーはしっかりしてるから、葉月さん演じる(ポリシーのない)妙子よりは共感できますね。」
菅野美穂が何十年と輝き続ける女優になることはを、わたしはこのドラマで確信した。だけど最終回だけは見なくて良い。
すっかりはまって、原作も買って読みました。
ドラマとはだいぶストーリーが違うけど。
恋の奇跡 (1) (講談社漫画文庫)
恋の奇跡 (2) (講談社漫画文庫)
恋の奇跡 (3) (講談社漫画文庫)
恋の奇跡 (4) (講談社漫画文庫)
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