南明奈演じる河合はるこのモデルの少女漫画家が実在した!?

2010年7月11日

20100624 補足記事追加しました。よろしければこちらもどうぞ。
河合はるこ=つりたくにこは脚色ぽいよ[「青林工藝舎」ブログより]

またまたゲゲゲの女房の登場人物のモデルになった人記事です。
こういうのおっかけるの好きなんだよねぇ(´∀`)つ

先々週から先週にかけて、アッキーナ演じる「河合はるこ」という少女漫画家志望の子が出てきて、
水木しげるが少女漫画を描くというストーリーがでてきましたが、
てっきり脚色かなぁと思いきや、おもしろい記事を見つけました。

ゲゲゲの女房の南明奈さんが演じている役 – Yahoo!知恵袋

水木洋子のペンネームで作品を発表したことがあるのは事実です。
ゲゲゲの女房に登場してくる富田書房として登場してくる貸本出版社のモデルになった兎月書房という出版社から昭和37年に発行された「夕焼け人形」という貸本向け単行本に「二人」という25ページの短編少女マンガを1本だけ発表しています。
現在ドラマでは昭和36年頃のエピソードを放送していますので事実としてはその少し後に描かれたようです。

ちなみにドラマの方で使われていた原稿「雪のワルツ」は水木先生が1959年に東信一郎の名義で実際に発表された少女マンガです。
1998年1月に発行された雑誌「リトルモア」Vol.3に復刻掲載されたことがありますので古本等でお探しになれば安価で見つけることができると思います。

あのバレリーナみたいな女の子が表紙の原稿ですよね!!
てっきり昔の少女漫画の別の人のを使ったのかと思いました。
全然絵柄が違うのでびっくり。

このページでストーリーがわかりますよ!!

水木しげる「雪のワルツ」

救いようのない話っすね・・・。
しかし女性は少女漫画らしい感じですが、おじさんはやはり水木漫画っぽいww

で、話戻って、アッキーナの方にもモデルがいたらしい。

アッキーナが演じていた「河合はるこ」については
「つりたくにこ」さんという女性漫画家がモデルではないかといわれています。
長井さん(ドラマでは深沢さん)が才能を見出したかたで
高校生でデビューし、永井さんの出版社が創刊した『ガロ』という雑誌でデビューした女性漫画家だそうです。
水木しげるさんのアシスタントをしていたということがあったそうですよ

つりたさんのプロフィールです。
37才でご病気で亡くなられたそうです。
確かに河合はる子とかぶるような部分がありますね。

作品について詳しく書かれた記事はこちら。

進化し続けるつりた作品 描きたいという純粋な情熱が新しい表現の可能性を生み出していく

上の記事によると、星新一が好きで、SFショートショートを描いてたらしいですよ。
ちょっと好き系かも。
アッキーナはるこはずいぶん売り込みに苦労してた感じでしたが、
今だったらガロじゃなくても白泉社とかだったら拾ってもらえそうな感じっすね!

在庫はないけどアマゾンにも載ってましたよ。


彼方へ―つりたくにこ未発表作品集

これはちょっと読んでみたいですねぇ。
アッキーナがこれからどんな風に村井夫妻に関わっていくのかも楽しみですね!