南明奈演じる河合はるこのモデルの少女漫画家が実在した!?
20100624 補足記事追加しました。よろしければこちらもどうぞ。
★河合はるこ=つりたくにこは脚色ぽいよ[「青林工藝舎」ブログより]
またまたゲゲゲの女房の登場人物のモデルになった人記事です。
こういうのおっかけるの好きなんだよねぇ(´∀`)つ
先々週から先週にかけて、アッキーナ演じる「河合はるこ」という少女漫画家志望の子が出てきて、
水木しげるが少女漫画を描くというストーリーがでてきましたが、
てっきり脚色かなぁと思いきや、おもしろい記事を見つけました。
★ゲゲゲの女房の南明奈さんが演じている役 – Yahoo!知恵袋
水木洋子のペンネームで作品を発表したことがあるのは事実です。
ゲゲゲの女房に登場してくる富田書房として登場してくる貸本出版社のモデルになった兎月書房という出版社から昭和37年に発行された「夕焼け人形」という貸本向け単行本に「二人」という25ページの短編少女マンガを1本だけ発表しています。
現在ドラマでは昭和36年頃のエピソードを放送していますので事実としてはその少し後に描かれたようです。
ちなみにドラマの方で使われていた原稿「雪のワルツ」は水木先生が1959年に東信一郎の名義で実際に発表された少女マンガです。
1998年1月に発行された雑誌「リトルモア」Vol.3に復刻掲載されたことがありますので古本等でお探しになれば安価で見つけることができると思います。
あのバレリーナみたいな女の子が表紙の原稿ですよね!!
てっきり昔の少女漫画の別の人のを使ったのかと思いました。
全然絵柄が違うのでびっくり。
このページでストーリーがわかりますよ!!
救いようのない話っすね・・・。
しかし女性は少女漫画らしい感じですが、おじさんはやはり水木漫画っぽいww
で、話戻って、アッキーナの方にもモデルがいたらしい。
アッキーナが演じていた「河合はるこ」については
「つりたくにこ」さんという女性漫画家がモデルではないかといわれています。
長井さん(ドラマでは深沢さん)が才能を見出したかたで
高校生でデビューし、永井さんの出版社が創刊した『ガロ』という雑誌でデビューした女性漫画家だそうです。
水木しげるさんのアシスタントをしていたということがあったそうですよ
つりたさんのプロフィールです。
37才でご病気で亡くなられたそうです。
確かに河合はる子とかぶるような部分がありますね。
作品について詳しく書かれた記事はこちら。
★進化し続けるつりた作品 描きたいという純粋な情熱が新しい表現の可能性を生み出していく
上の記事によると、星新一が好きで、SFショートショートを描いてたらしいですよ。
ちょっと好き系かも。
アッキーナはるこはずいぶん売り込みに苦労してた感じでしたが、
今だったらガロじゃなくても白泉社とかだったら拾ってもらえそうな感じっすね!
在庫はないけどアマゾンにも載ってましたよ。
これはちょっと読んでみたいですねぇ。
アッキーナがこれからどんな風に村井夫妻に関わっていくのかも楽しみですね!
ディスカッション
コメント一覧
「ガロ」の故・長井勝一編集長の著書「ガロ編集長」では、仲佳子という漫画家が、「まだ高校を出たてくらいのお嬢さんだったが、この人は才能があるなと思っていた。ところが、描くたびにだんだんとよくなくなっていくのだ」「(当時の人気作家の作品を)ヘタに真似た様な作品を描く様になった」と評されています。
結局漫画をやめてしまったことも含めて、この人の方が、河合はるこに近いのではないかと思います。
回転さんコメントありがとうございます。
仲佳子さんは存じ上げませんでしたが、そのコメントを見ると確かに、今回のはるこさんの経緯と似てますね。
脚本家の方ももしかしたら、その著書を読まれたのかもしれませんね。
貴重な情報ありがとうございます!!
ピンバック & トラックバック一覧
[…] アクセス解析で見ると、河合はるこで来てくれている人が多いようなので、 もう一つ、水木しげるの少女漫画ネタを追加しておきますね。 とはいっても、はてなのうけうりですが・・ […]
[…] ちょっと煽り気味のタイトルにしてしまったので、少し補足しておきますね。 […]
[…] いつの間にやら溜まってたなという印象です(A^^; ★はるこちゃん再登場&つりたくにこ再評価新聞記事 ★はるこちゃんおつかれさま!&つりたくにこ新刊情報 ★河合はるこ=つりたくにこ脚色ぽいよ[「青林工藝舎」ブログより] ★南明奈演じる河合はるこのモデルの少女漫画家が実在した!? […]